長野 6日から上田城千本桜まつり、城下町巡る人力車も



上田市の上田城跡公園で6日、第13回「上田城千本桜まつり」が始まる。17日まで夜桜のライトアップをはじめ、さまざまなイベントなどがある。市によると、昨年はまつり期間中に約31万人が訪れた。今年はNHK大河ドラマ「真田丸」の放送効果で市内への観光客が増えていることもあり、市は約40万人の人出を見込んでいる。

  まつりは同市などでつくる実行委員会が主催。今回、城下町巡りを楽しんでほしい―と、30分間ほどで市街地を回る人力車の乗車体験(有料)を初めて企画した。人力車は途中下車もできる。

  2日に公園内にオープンしたばかりの「上田城真田茶屋」では、ご当地グルメ「美味(おい)だれ焼き鳥」などを楽しめるほか、やぐら下芝生広場では地元の特産品などを販売。広場の特設ステージや、同市原町の観光交流施設「真田十勇士ガーデンプレイス」では、「信州上田おもてなし武将隊」による演舞がある。夜桜のライトアップは、2月に長野市で開かれた「長野灯明まつり」の演出を手掛けた照明デザイナー・石井幹子(もとこ)さん(東京都)がプロデュースした。

  公園内のシダレザクラやヤマザクラは見頃となっており、約720本あるソメイヨシノも間もなく見頃を迎える。