福井 桜満開、笑顔咲く 各地の名所にぎわう


 県内の花見シーズンがピークを迎えた三日、各地の桜の名所は大勢の家族連れらでにぎわった。


 福井市の足羽川左岸堤防では、頭上を覆う桜並木が満開の花を咲かせ、行楽客が携帯電話やカメラで撮影しながら散策。河川敷では家族連れが芝生でくつろいだり、弁当を味わったりする光景が広がった。


 九十九橋付近では、主に市内の二十~三十代の男女二十人ほどがシートを広げて談笑。年に数回、スマートフォンの無料通話アプリ「LINE」で呼び掛け合って集まる友人同士だといい、同市若杉町の自動車整備業、曽我耕平さん(31)は「楽しいの一言です」と笑顔を見せた。


 足羽川堤防や足羽山、福井城址(じょうし)などは開花期間中の夜間、ライトアップされる。